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夫婦共有名義の不動産の所有におけるメリット・デメリット

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夫婦共有名義の不動産の所有におけるメリット・デメリット
夫婦で共同で不動産を所有する際に、共有名義という方法があります。
共有名義とは、夫婦が出資した割合に応じて不動産の所有者を登記する方法です。
例えば、夫が2500万円、妻が2500万円出し合って5000万円のマンションを購入した場合、夫婦は2分の1の持ち分を共有名義で登記します。
共有名義のメリット
共有名義にすることで、以下のようなメリットがあります。
1.住宅ローン控除が夫婦それぞれに適用される:共有名義で不動産を登記すると、夫婦それぞれの収入に対して住宅ローン控除を受けることができます。
住宅ローン控除とは、住宅ローンの年末残高の0.7%が所得税と住民税から減税される制度です。
共有名義の場合、夫婦が共働きであれば、単独名義よりも減税額が多くなります。
2.売却や相続時に権利が登記上の持ち分に基づいて分配される:共有名義の場合でも、実際の所有権は夫婦の間で共有されるわけではありません。
登記上の持ち分がそれぞれに分かれるだけです。
したがって、将来的な売却や相続の際には、登記上の持ち分に基づいて権利が分配されることになります。
参考ページ:共有 名義でローン は 夫 のみで離婚 財産 分 与 家 共同 名義の場合のメリット・デメリット
共有名義のデメリットと注意点
共有名義にすると、いくつかのデメリットが生じるため、注意が必要です。
1.売却がしにくくなる:共有名義の不動産を売却するためには、共有者全員の同意が必要です。
売却に際しては、共有者が一致した意思決定をしなければなりません。
そのため、共有者の意見が一致しない場合は売却が難しくなります。
2.相続の手続きが煩雑になることもある:共有名義のままの場合、配偶者が亡くなった際の遺産分割の手続きが煩雑になることがあります。
相続手続きには時間と労力が必要となります。
以上が夫婦共有名義で不動産を所有する場合のメリットとデメリットについての説明です。
共有名義にするかどうかは、具体的な状況や将来の計画を考慮して判断することが大切です。
必要に応じて、専門家のアドバイスを受けることもおすすめです。