不動産購入に伴う諸費用の内容と計算方法

不動産購入に伴う諸費用の内容と計算方法
不動産を購入する場合、物件の価格だけでなく、さらに様々な諸費用がかかります。
新築物件の場合は物件価格の3～7％、中古物件の場合は6～13％の割合が一般的です。
この諸費用には、仲介手数料や印紙税、保険料などが含まれます。
以下に各諸費用の詳細と計算方法を説明します。
参考ページ：不動産購入にかかる諸費用とは？一覧から目安・手数料から税金まで解説
仲介手数料
不動産会社が売買や賃貸契約を成立させた場合に支払われる報酬です。
仲介手数料は、契約が成立してからのみ支払われるので、契約が成立しなかった場合には支払う必要はありません。
支払い時期は2つあります。
物件引き渡し時に一括で支払うか、売買契約時と物件引き渡し時に分割して支払うかのいずれかを選択します。
仲介手数料の上限額は、宅地建物取引業法によって定められており、取引価格に応じて以下のようになります。
取引価格200万円以下：5％以内（消費税別） 取引価格200～400万円以下：4％以内（消費税別） 取引価格400万円超：3％以内（消費税別） 例えば、取引価格が3,000万円の場合の仲介手数料は、以下のように計算されます。
200万円 × 5％ + 200万円 × 4％ + 2,600万円 × 3％ = 96万円
印紙税
不動産の購入契約書や金銭消費貸借契約書などに必要な印紙を貼る際に課される税金です。
不動産の購入や金銭の貸し借りに関わる契約を締結する際に、所定の印紙税が発生します。