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犬も猫に劣らず霊に敏感である

未だに起床怖い謎な話。
小学校低学年の頃両親の用事で俺は知り合いのおばちゃんちに一晩預けられた。
そこの家は柴犬飼ってて俺は1日目の暇つぶしにそいつを連れて散歩に出かけたんだけど土地勘のないところをやたらめったら歩き回ったんで迷子になってしまった 。
他人に話しかけるなんてこともできないし連れてる犬は役に立たないしでうろうろしているうちに夕暮れ近くになってしまったしかもある場所を通りかかった時急に犬が足を踏ん張って動かなくなってしまった俺はそいつを抱えて歩き出したんだけど異様にくそ重たい犬だったような気がする。
そうやって立ち往生していた場所の右手に2件つながりのような形の開きやがった当時昆虫集めに凝ってた俺はいい虫カマキリとかでもいないかと犬を引きずってそこん家の草ぼうぼうの庭に入り込んだんでしばらく草を掻き分けているうちにいい加減暗くなってきてこれはやばいと顔を上げた時空き家のほとんどの窓は窓閉まっていたんだけど俺のとこからは玄関挟んで向こう側の窓だけ雨戸が少しだけ開いていてそこから女の人が顔を突き出してるのが見えた。