私が悩んでいたのは、自分に合う化粧水やクレジングが見つからなかったことでした。同じ世代の人がいいよと勧めてくれるものは、ほぼ自分の肌がピリピリして痒くなりました。全体的につやがなくカサカサしているのに、ある部分は脂っぽかったりしました。
私が実践したスキンケア方法は、佐伯しずえさんの本にある「おすすめ」の方法でした。まずクレジングはオイル系ではなくクリーム系にしました。ふき取るときは、ティッシュをやめてハンカチか縫い目のないコットンにしました。
私がクリームクレジングを使う方法を実践してどうだったかというと、佐伯さんのいわれるには「オイル系のを使った期間だけ回復に時間がかかる」ということでしたが、本当にその言葉の通りでした。1年半ほどオイル系を使っていたので、1年半ほどクリーム系を使いました。最初はかゆみが出たり、しっかりクレジングされていない気がして落ち着かなかったりしましたが、だんだん解消されてうるおいが出てきました。
クリームクレジングを使う方法をおすすめしたい人は、ナチュラルメイクを志向している人です。逆におすすめしたくない人は、というより、勧めたくない部分、つまりオイル系がいいと思うのは、「落ちないマスカラ」「落ちない口紅」を落とす場合です。
せっかく素肌志向、ナチュラルメイクを志向するのだから、クレジングもそれに合わせて軽いのがいいと思います。「軽い」イコール「落ちにくい」のではありません。上手に使いこなせれば、肌の負担が軽いので、長くきれいさを保てます。