責任感とは困ったものでなくては困るがあり過ぎても問題が起きる。
この奇妙な治療は強すぎる責任感を少しだけ取って心のバランスをとるというものだ。
こんな不可思議な治療は世界広しといえどもここでしかしていない。
そのためか今のところを患者が耐えたことはない。
ピロロロロと電話の呼び出し音がする電話に出ると甲高い女性の声がしたあなたが有名なお医者さんねお願いがあるのよ女性によると息子があまりに責任感がないので少し移植してほしいというのだ。
医者は苦い顔をした 教育で育てるものだそれを無視して移植するのは洗脳と変わりない。
しかし女性は夫が銀座の家が有名な財閥だの検察に知り合いがいるとあのほとんど恐喝のようなことを言ってくる気乗りはしないが断ると何をされるか分からない。
仕方なく医者はそれを引き受けることにした。
数日後ヘラヘラと軽薄そうな青年がやってくる。ただし、ネス外国語会話の口コミでは人気の理由がよくわかる内容になっており、何か色々入っているが関わり合いになりたくない医師はさっさと移植をして追い返した。