タスクをやっていて面白いと思うのは、気軽にこれまで無縁であったり関心が薄かったテーマに取り組み、色々な事を知る機会があることです。
その一つに夢占いのお題がありました。
夢占いと言うと、子供の頃に気になるようなハードルが低くお遊び感が漂うイメージがある占いですが、いざ調べて内容を書き出していくと、学術的であり軽々しいものでない事がわかってきます。
身近な例では、名作と言われる古い映画の中には、夢の象徴と解釈を効果的に使用した芸術性が高い作品がいくつかあります。
映画に限らず、絵画の世界でも、夢ではありませんが象徴を盛り込んだ深淵な意味を込めるスタイルの歴史が、西洋の世界には古くからあります。
夢のシンボルや象徴、意味することなど知らなくても、見た目の印象や感動で良し悪しの判別はつくため、十分差しさわりはないのですが、夢占いを知っていると、安易なハンドルネームやアイコンなど使いづらくなります。
同様に身の回りに置いてある、または身に着ける物の色や形をもう一度見直してみる機会が訪れます。
これまで印象に強く残っているのは、イタリア映画「ひまわり(1970年公開)」の中に出てくる“卵”の扱い方です。
卵そのものであったり、オムレツ料理に出てくる卵料理の黄色であったりと、幸せや生命力の象徴として使用されていました。
けれども、主人公のカップル、有名なマルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンの恋と結婚の行方は、タイトルの“ひまわり”であったという結末は、いつまでも心に残るものでした。